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zoom RSS 『ラインの虜囚』 by 田中芳樹

<<   作成日時 : 2006/01/08 13:20   >>

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いきなりアレクサンドル・デュマが出てきたんで、なんだこりゃと思った。
途中まで読んで、随分簡略化した・・・というか、子供向けの「物語」だなと思って
すぐにこれがミステリーランドシリーズだということを失念していたことに気がついた。
そう、これは「かつて子供だったあなたと少年少女のための」シリーズだった;;
そう考えてもう一度読み直すと、とてもスマートでストレートで、読みやすく、しかも面白い冒険物語&成長物語であることがわかる。
主人公が少年でないことがなお新鮮で面白い。たいてい『成長物語』でしかも冒険モノとなると、主人公は少年・・・というのが多いから、私としてはこれは少女に呼んで欲しい冒険モノだと思う。
<<あらすじ>>
時代はフランス革命の後、1830年。カナダからパリへ、初めて会う祖父に呼び寄せられた少女コリンヌ。彼女は莫大な財産を持つ祖父に命じられ、死んだはずのナポレオンが生きているといううわさの真偽を確かめに、パリからライン河へ冒険の旅に出る。
途中であった4人の謎と魅力と個性に溢れた4人の紳士と共にラインへ。
度重なる追っ手の追撃をかわし、謎の仮面の男が幽閉されているという塔に辿り着くが
果たして彼は本当にナポレオンなのか?
そしてコリンヌの旅の真の意味はなんだったのか?


正直、ミステリーというにはちょっと違うだろう?という気がするが、単純に面白い。
あっという間に読めてしまう文量ではあるが、それがミステリーランドのいいところ。
私がこういう「少年少女のための」本に期待することは
 「一冊の中でたった一つでも、何か発見なり感動なり、心を打つものを得られること」である。
その意味で、一つ。
「武器を持つということは、自分を殺す権利を相手に与える、ということなのだ。・・・・・・・
それがわからない奴は、生き残ったところで一生戦士にも勇者にもなれない。ただの人殺しで生涯を終えることになる。」   (『ラインの虜囚』P139 モントラシュの台詞より引用)
これが私の、今回の収穫。この言葉は何も武器に限ったことではない。
あらゆること、力なり財力なり、権力なり、能力なり。あらゆることに当てはまると思う。
この本から学ぶところは人それぞれ、感動の仕方も違うだろうが、
この一言と出会えたことに、今日は感謝。

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ラインの虜囚
ラインの虜囚 (ミステリーランド)

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