■空蝉草紙■

アクセスカウンタ

zoom RSS 『陽気なギャングの日常と襲撃』 by 伊坂幸太郎

<<   作成日時 : 2006/05/18 01:05   >>

ブログ気持玉 0 / トラックバック 0 / コメント 0

まったく、相変わらず笑わせてくれる。楽しませてくれる。退屈させてくれない。
どうしてこうも、退屈させる暇のないモノが書けるのだろう?と本当に思う。
私にとっての伊坂作品は、いつでも、どこで、何時でも、
没頭させるという手段でもって、私に幸福な世界を提供してくれる。

ロマンはどこだ!? 響野の言葉はそのまま私の言葉となり、
私は自問自答する。ロマンはここだ!この小説の中にある!(笑)
正直いっていさか作品の世界はたいてい、「ありえねぇ〜」と
笑い飛ばしたくなる奴らが構成する世界だ。
ありえない能力だったり、ありえない人間性だったり、
ありえない出会いや偶然だったり・・・と。

前作『終末のフール』は、確かにありえないとまでは言い切れないけれど
少なくとも今、現実味を持った話ではないし、何もこの本を読んだからといって
世界の週末に備えて避難訓練をしましょう、というものでもあるまい。
『オーデュポンの祈り』だってそうだ。案山子がしゃべってたまるか!(笑)
ありえないものがあちらこちらに転がっている伊坂作品だけれど、
それがちっとも不自然じゃなく、普通に存在しているから面白い。

今回は映画化のせいもあるのだろう、『陽気なギャングが地球を回す』の初の続編だ。
前作よりも面白みがあるのは、彼ら4人が互いに互いを
「お前、良くわかっているじゃないか!」と言ってやりたくなるということだ。
仲間なんて陳腐な言葉じゃつまらないけれど、銀行強盗一味というのも違うような気がするし。
あえて言うのなら仲間・・・けれどきっと彼らは『仲間ですか?」と聞かれたら
即答するだろうなぁ。「いいえ、とんでもない。」「ただの知り合いです」って。

痛快で、テンポが良くて、彼らの調子よくかみ合わない会話がなんとも楽しい。
こんなギャング、銀行強盗、ますますお目にかかってみたいもんだ・・・
というのは不謹慎かな、やっぱり。
画像

陽気なギャングの日常と襲撃―長編サスペンス
陽気なギャングの日常と襲撃 (ノン・ノベル)

テーマ

関連テーマ 一覧


月別リンク

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!
ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。
→ログインへ

トラックバック(0件)

タイトル (本文) ブログ名/日時

トラックバック用URL help


自分のブログにトラックバック記事作成(会員用) help

タイトル
本 文

コメント(0件)

内 容 ニックネーム/日時

コメントする help

ニックネーム
本 文
『陽気なギャングの日常と襲撃』 by 伊坂幸太郎 ■空蝉草紙■/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる