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zoom RSS 『柳生雨月抄』 by 荒山 徹

<<   作成日時 : 2006/08/17 22:04   >>

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かの大作・名作『帝都物語』の二番煎じか?というのが率直な感想。
ただしけなしているのではない。これはいい意味でも悪い意味でもある。
楽しんで読めればいい、と割り切るのなら面白い作品だ。
それにしてもあんまり突拍子もないキャラというか、設定というか(^_^.)

朝鮮の陰謀からこの国を守れ―柳生十兵衛をも凌駕する新陰流の遣い手にして、後水尾天皇の陰陽師・柳生友景と、朝鮮王率いる「征東行中書省」との凄惨極める妖術戦、そして朝鮮柳生との息を呑む剣戟が今、幕を開ける!隆慶一郎のスケールと山田風太郎の奔放さを併せ持った超新鋭が放つ、奇想天外/天衣無縫の最新作。 by「BOOK」データベース

凄腕の剣の使い手、って言ったってなにがどうすごいんだかいまいちだし、
妖魔と契りを交わしたって言ったって、その辺が一言で片付けられちゃってて
楽しみをそがれちゃった気がしてならない(笑)

だってそれって、人間を捨てるって言うことだろうに。
そうなることへの葛藤なり、臆する姿なりが全然なくていきなり超サイヤ人に
なっちゃったみたいで、まるっきりすっ飛ばした展開だ。
コレじゃまるで、早く人気キャラ(見せ場)を登場させたくて初期設定をすっ飛ばした
(原作を追っかけ放送する)アニメみたいだ。
話は面白いかもしれない。けれどキャラクターの心情、心の動き、心の機微がまるでない。
そういう意味で言ったら、『○の蜃気楼』(by桑原○菜)の、あのうるさ過ぎるくらいの真情描写の方がよっぽど読ませる。(笑)

話のスケールは大きいのに、舞台が小さく狭く感じてしまうのはなんでだか。
一つにはどこでもドアを使ったみたいに、簡単に場面展開されてしまうからかもしれない。
面白いんだけどね、さっさと話が進むから読むのにあきないし、楽なんだけどね。
ただ、もうちょっと心理描写なり、踏み込んだところがあってよかったんじゃないか?
それぞれのキャラの人生なりがおざなりにされていて、なんだかね。

長編なのに長編の気がしなかった。
いろんな書評で「驚愕のスケール」とか「奇抜な発想」とかかかれているけど、
そんなにすごいか?って、正直思う。いや、確かに奇抜だけどね。

あ・・・モスラはウケタけど。(笑)

柳生雨月抄
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