■空蝉草紙■

アクセスカウンタ

zoom RSS 『狂い咲きの花』 by 水月博士

<<   作成日時 : 2006/11/15 02:25   >>

ナイス ブログ気持玉 2 / トラックバック 0 / コメント 0

画像
ああ、とうとう完結してしまった。
「悪魔のオロロン」といい、この作品といい、どうしてこう悲劇、アンハッピーエンドなんだ?
報われるけれど、Happyじゃない。不幸じゃないけれど、幸福じゃない、だけれど幸せ。
読んでいるのがつらい、苦しい、悲しい、泣く。
それでも読む。 きっと不器用な「鬼」が最後に口にした初めて使う言葉
「愛している」 あの一言があると信じていたからだ。

ああもう、何を書いていいやら、何もかけない。書きようがない。
この手の話でよくあるパターンは、世界の違う&殺しあう対象の2人が出会い
愛し合ってしまい、世界から逃げる。
追っ手によって引き裂かれたりズタボロにされたり、殺されたり・・・
それでも最後に再会し、永遠の愛(というとクサイが;;)を成就する。
が、ラストは悲劇だったら1;両者とも心中 2;片方が死ぬ 3;記憶喪失
が多い。記憶喪失がラストに良く使われるのは、はっきり言って嫌いだ。
何が嫌いかって、なんとも投げやりなラストというか、無責任な気がするし。
『狂い咲きの花』はたしかにこの「記憶喪失」タイプに近い。
相手の幸せを考え、相手の記憶を奪う代わりに世界を過去に戻す。
つまりなかったことにしてしまうということに変わりはない。

けれど、私は今回、よくある記憶喪失のラストほど憤慨しない。
なぜか? 
彼女…じゃなくて彼か(笑)。平が死んでいるからだ。
「愛している」の告白されたのを最後に、彼は死んでいる。
死んだ、つまりその後過去からやり直そうがそれは新しいもう一人の「平」であり
彼が愛した平は死んでいった平一人だ、と割り切れるからだ。
よく何度であっても必ず恋に落ちる、なんていうセリフがあるけれど、
この場合それは違う、と思いたい。
何度出会おうが、ああした悲劇を通り抜け、悲惨な目に遭い、そんな中での
すがるようにつかんだ小さな光だったから、これだけ愛せたのだから。
生半可な出会いじゃ、死んでいった平に失礼だろ。

なんにせよ悲劇だ。読むのがつらい。
それでも、名作だ。狂い咲きの花 (5)
狂い咲きの花 (5) (ウィングス・コミックス)

テーマ

関連テーマ 一覧


月別リンク

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!
ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。
→ログインへ
気持玉数 : 2
ナイス ナイス

トラックバック(0件)

タイトル (本文) ブログ名/日時

トラックバック用URL help


自分のブログにトラックバック記事作成(会員用) help

タイトル
本 文

コメント(0件)

内 容 ニックネーム/日時

コメントする help

ニックネーム
本 文
『狂い咲きの花』 by 水月博士 ■空蝉草紙■/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる