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zoom RSS 『十角館の殺人』 by 綾辻行人

<<   作成日時 : 2007/02/10 11:26   >>

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これだけ有名なミステリ作家なのに読んだのは初めて。
本格小説、というにふさわしい。ミステリファンにはたまらない作品だと聞いてはいたが
なるほど確かに。 
登場人物がみな海外ミステリ作家の名をニックネームを持ち、彼らはミステリ小説同好会の幹部たち。
場所は隔離された「密室」的な孤島、十角島。かつてあった狂気的な連続殺人事件の現場が残るこの島で、集まった7人に次々と起こる殺人・・・
互いに犯人か、次は自分かと疑心暗鬼になりながら7日間を乗り切ろうとするが、非情にも次々と殺人は起きていく・・・
内と外、つまり島の出来事と本土の出来事とが同時進行し、今現在が進むのとは逆に読者の目は「推理するもの」によって過去へと向けられてしまう。
私もすっかり過去へ目を向けられ、騙された。
事件はいつだって、今現実に起きているのに、だ。
死んだ人間、娘を殺した7人への復習に燃える父親。 それが大きく示され、生きている可能性を窺わせることで すっかり目くらましをくらっている。

純粋に、推理小説を、ミステリを楽しめる作品だった。
それにしてもさすが、10年以上昔の作品!(笑) 携帯が無いし、アリバイ工作も安直だし
全体として初歩的な感じすらした・・・が 面白い。

なんという難しい工作があるわけでもない、なのにすっかり目くらましをくらった。
いや非情に面白い。
ただ、動機や追い詰められていく人間の恐怖や狂気が薄い気もしたが。
犯人が途中ためらうシーンがあるが、ああいったところでももっと混乱し迷い戸惑う真情描写があってもいいし、私だったら最後に残った人数が2、3人になったところで、もっとドロドロした論争があってもいいかとおもう。

とりあえず、ミステリ小説として さすが!といえる。名作はやはり名作なのだ。十角館の殺人
十角館の殺人 (講談社文庫)

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