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zoom RSS 『ラスト・イニング』 by あさのあつこ

<<   作成日時 : 2007/03/27 10:40   >>

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いわずともがな。『バッテリー』の番外編・・・というかその後談。
楽しみにしていた、というよりは思わぬ朗報というやつだ。
まさか『あの試合』の勝ち負けを「書いてしまう」とは思わなかったから。

こういう作品ってのは、
1.主人公のチームが勝って、万々歳。
2.主人公のチームは負ける(が、主人公とライバルとの決着には勝つ。など)
3.引き分けのまま終わる。
の、どれかに収まる。まあ、勝負だから勝つか負けるかで決着が付くのは当たり前なんだけれども。
ネタバレになるので 未読の方はご遠慮くださいませ。

  以下 ネタバレアリ

あの試合。 あの、最後の試合。
巧に負けた門脇とおみず(という呼び方が私は気に入っている♪)のその後談が中心だ。
巧は門脇にホームランを門脇に打ち取られながらも見事挽回し、その後決して崩れることが無かった。
幼馴染で、一見親友のような門脇とおミズだが二人の関係は微妙だ。
おミズは門脇がコテンパに崩され打ちのめされる瞬間をずっと待ち望んでいたという。
才能を一番熟知している彼の、ボロボロに負けるシーンを。
まったくもってひねくれモノだ。なんて厄介な小難しいやつなんだ。
けれど、そういう、簡単には割り切れない、言葉では説明しきれない葛藤が、白黒だけでは塗りきれないグレーゾーンが、若い彼らの、彼らたる所以なんだろう。

私もいつの間にか、「若いっていいな」なんて言う年になってしまった(苦笑)
いや、まだまだ三十路になってないんだからいけるさ!ともいえるけれど;;

ともかく。 もう一度巧の、あの一球に対峙したい。もう一度まみえたい。
その情熱が、ただその一心が門脇に甲子園確実の有名校推薦入学を蹴らせ、巧のいる地元高校への進学を決めさせた。
出会ってしまった。 という瞬間が人生には何度かある。
彼らは野球に出会ってしまったし、巧の球に出会ってしまったし、魅せられてしまった。
そのことにとまどいながら、突き進みながら、迷いながら、
『バッテリー』は、それを認めてそこへ踏み出すまでの物語なのだろう。
今回の『ラスト・イニング』はそれを相手チーム門脇とおミズの視点から描いたモノ。
彼らの中学時代のラストを締めくくるための、まさに「しめ」だ。

残された横手の後輩を指導する役目を、とうとう受けたおミズ。
巧と豪のバッテリーを高校で待ち受ける、門脇。
これはきっと続編が出るに違いない!と確信したのも嬉しい。

最後に。今回の本を買うにあったって、久しぶりにジュンク堂本館に出向いた。
あさのあつこせんせいのサイン会!! 残念なからお茶会&トークイベントには出られなかったけれど・・・運良く一番乗りで並ぶことが出来て幸せだった・・・♪

あさのあつこ先生、もう少し太らないと身体に障りますよ(笑)
「素晴らしいこの作品をありがとうございました!」

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大人気小説「バッテリー」。あの伝説の試合がここに──!! 全国劇場公開される人気小説「バッテリー」。その中でも屈指の人気キャラクター・&... ...続きを見る
粋な提案
2010/09/05 23:53

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