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zoom RSS 『萌えの死角』 by 今市子

<<   作成日時 : 2009/02/23 12:08   >>

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言わずと知れたBL(ボーイズラブ)漫画家の大先生、今市子によるエッセイ漫画にのせた萌え解読本・・・いや、萌えた腐女子視点による文芸解説書というべきか。
今市子氏が代弁する肥えた腐女子の目に掛かればかの名作も大作も、名著も著名人もすべて世界はボーイズラブで埋め尽くされた美味しい世界に塗り替えられる!
「ベン・ハー」「白鳥の湖」「こころ」「蟹工船」・・・誰もが知る数々の名作にこんなに美味しいシーンが、話題が、裏話が合ったなんて!と、まさに目からウロコものである。
ここでは細かいネタバレはすまい、何しろ一話あたり3、4ページの短いエッセイ調なのだ、言ってみればネタしか詰まっていない。内容が濃密。なので一言漏らせば即ネタバレになってしまう(笑)

ノンケな貴方の大切なイケメン俳優も美しい人も愛するスクリーンも本書ではすべてBLに変換されて読み返される。
同音異句とはよくいったもの。 同じモノでも内容が違って見える、これはある意味二倍三倍のオタノシミである。
神聖な物語を冒涜している!とお怒りになる人もいるかもしれない、けれど今日本は漫画帝国。
年に二度、夏と冬にお台場ビッ●サイトで開かれるコ●ケは世界中から熱が押し寄せる日本一のイベントだ。
普通の書店にすら「ボーイズラブ」のコーナーが堂々と一定スペースを確保している。
今やBLは公用語、共通語。食わず嫌いの前に知っておいて損はない。
BLには興味はないけれど読んでは見たい、知っておきたい。そんな方には本書はもってこいだ。
なにしろ「そういうシーン」を激しく(笑)描かない今市子氏。しかもこれはあくまで解説&紹介&読解本であり題材は誰もが知っている有名な映画やお芝居、小説やバレエ・・・。そう、ノンケにもノーマルな人にも勿論腐女子諸君にも(笑)安心して読める温かで緩やかな入門書なのだ。
まだBLに手をつけていない人、手をつけるべきかまだ迷っているそこの貴方!
まず本書を手に取るべし! 恐るべき・・・いやいや、面白おかしく奥ゆかしいBLに染まった名作の数々が貴方を迎えてくれるはず。

しかし今市子氏自身の教養、文芸への見聞の広さ深さには驚かされる。
本書では影を潜めているが 連載中の人気漫画『百鬼夜行抄』では妖怪&ホラーを描き民俗学の造形の深さをうかがわせている著者。正直これほど映画にバレエに小説に・・・と守備範囲が広いとは思わなかった。脱帽。
そういう意味でも今市子氏のファンにとって新しい発見であることを約束しよう。


萌えの死角
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Nichibun comics Karen comics 著者:今市子出版社:日本文芸社サイズ:コミ


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