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zoom RSS 『ホルモー六景』 by 万城目学

<<   作成日時 : 2009/10/09 17:04   >>

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第一作『鴨川ホルモー』も映画も水にいきなり2作目から挑む私もたいがい無茶をしているが、この作品自体「理解」何ぞする必要がないのだから結果オーライというものだ。
もちろんけなしているわけではないし、理解する価値がないと行っているわけでもまったくない。
正直、面白い。何が面白いのかといわれれば、常識外れの設定とかなり変わったキャラたちと、彼らの生き生きした青春劇が
あほらしさを満開にしていて、面白いのだ。
おそらくは森見登美彦の作品の愛読者と万城目愛読者はかなり被ると思われる。
両者に共通しているのは京都を舞台にした物語であり、かなり常人ズレしている突っ込みどころ満載の若人たちが、アホらしさ満載の展開を、突拍子もない設定の上に繰り広げているということである。

平安京を思わせるきらびやかかつ情緒豊かな「古都京都」は失礼ながら、ここにはない。
いや、あるのかもしれないがそうした美しきたおやかな静けさを彼らとホルモーの鬼たちに求めるのは酷というもの。
そこかしこに飛び回る身長20cmほどの小鬼たちはラブレターを握り締め句k濃する男や悩める苦学生、男を憎む親友たちの間を飛び回り、私たち読者は時に彼らの活躍に目まぐるしくつき合わされ、時に彼らの影を横目に青春ドラマにどっぷりはまる。
どこか懐かしき昭和の風情をたたえ、観光地なぞそっちのけ、まさに地域密着型、地元民の生活観がここかしこに醸し出す。 強気女子も無骨モノもダサダサなメガネっ子もさえない男も、ここに登場する彼彼女らはみな、京都に学生時代という青春を過ごした若者たちであり、微笑ましくも面白おかしいその青春の数ページ?にはまるのだ。

ホルモーなるモノはまだまだ謎に包まれているが今わかること。
京都には大学生たちが子鬼たちを何千何百と使役し意味不明の奇声(鬼語というらしい)を上げ、定期的?に大合戦を繰り広げる、知る人ぞ知る行事があるらしい。
そのホルモーをして一度は敗れた友情を取り戻す猛者(注:女)もあり、そんな彼女らの咆哮を耳に、「大志を抱け!」と心に唱える女学生もあり。ようはホルモーなんぞやはり理解できなくても面白いのだ。彼らの青春劇は。

京都で青春を過ごし、己の情けなさ、非力さ、憐れさ、未熟さに向き合いなんとか活路を見出さんと必死こく、そんなかっこ悪くも微笑ましい青春劇がここにある。

なかなか面白いぞ、ホルモー!
この1冊を全て読み終えた今でも、ホルモーなるモノがなんなのか、イマイチ解らないのだが、これは第一巻『鴨川ホルモー』から読めば解決される問題なのだろうか?とりあえず、次に読むことがここに決定したわけだ。


このごろ都にはやるもの、恋文、凡ちゃん、二人静。四神見える学舎の、威信を賭けます若人ら、負けて雄叫びなるものかと、今日も京にて狂になり、励むは御存知、是れ「ホルモー」。負けたら御存知、其れ「ホルモー」。このごろ都にはやるもの。元カレ、合コン、古長持。祗園祭の宵山に、浴衣で駆けます若人ら、オニと戯れ空騒ぎ、友と戯れ阿呆踊り。四神見える王城の地に、今宵も干戈の響きあり。挑むは御存知、是れ「ホルモー」。負けたら御存知、其れ「ホルモー」。古今東西入り乱れ、神出鬼没の法螺試合、若者たちは恋謳い、魑魅魍魎は天翔る。京都の街に咲き誇る、百花繚乱恋模様。都大路に鳴り渡る、伝説復古の大号令。変幻自在の第二幕、その名も堂々「ホルモー六景」、ここに推参。 ’Aamazonより」


ホルモー六景
角川書店
万城目 学

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