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zoom RSS 古屋誠一 メモワール. 「愛の復讐、共に離れて…」

<<   作成日時 : 2010/06/08 14:38   >>

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http://syabi.com/contents/exhibition/index-18.html
7/19まで開催中の古屋誠一メモワール。
古屋氏はオーストリア(グラーツ)を中心に活動をした写真家である。
1978年に最愛の妻クリスティーネと結婚し一人息子をもうけるが、
7年半後 1985年。
彼女は一人 自殺してしまった。

倒錯、戸惑い、悲しみ、苦しみ、自己嫌悪、錯乱。
彼は妻を失って「蝶番が外れた」という表現をしてる。

閉じてあったアルバムのファイリングが外れたように、離散してしまう思い出、メモワールの数々…
今回の写真展のうち、彼女を巡る物語は、「光明」にはじまり「クリスティーネ」というブースで終わる。息子の誕生と母親の愛情にあふれた光明。「クリスティーネ」という一人の母親から一人の娘へと回帰する形をとっていることに気がます。
つまり、息子の誕生1981年から始まり、息子の成長と母親の姿が年代順に1985年まで続き、
1985年・・・その死後。
1984、1983・・・と 今後はクリスティーネだけ、一人だけのポートレイトで年代をさかのぼって行くわけだ。
無邪気に笑う若々しい女性。クリスティーネ・・・彼女のこの微笑みの中に「死」は存在しない。
それがなんとも切なく、悲しく、胸を締め付けられる。

時を並べ、記録を記憶として再構築するこの展示が、
古屋氏にとってひとつの終着になったのだと思いたい。
句読点(ピリオド)が展示の題名にあるのもうなづける。

素晴らしい写真展だった。画像

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