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みんなの「京極夏彦」ブログ

タイトル 日 時
「オジいサン」by京極夏彦
「オジいサン」by京極夏彦 京極氏には珍しい、ミステリでもホラーでもなくお笑いエンタメ系でもない・・・独り身で理屈屋、72歳のおじいさん、益子徳一による一人称の物語だ。 時間軸で考えれば彼の回想をふくめると非常に長いスパンを含んだ物語、けれど彼が繰り返し言うように 「老人の1秒は長く、1年は短い」  彼のたった1日と数日前の記憶は本書1冊にまでふくれあがり、しかし彼の生きてきた長い時間・・・思い出話はいつも数行の「言葉」で収まってしまっている。 ...続きを見る

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2012/01/18 13:24
『死ねばいいのに』 by 京極夏彦
『死ねばいいのに』 by 京極夏彦 『厭な小説』といい本作『死ねばいいのに』といい、まったくもって挑戦的かつ興味を引かれずにはいられないタイトルである。ネーミングセンスとでも言うのであろうか。次回は『非売品』とか『買わないで下さい』とかいうタイトルをつけるんじゃないかとこっちがヒヤヒヤしてしまう。 さて、そのタイトルについてあちこちのインタビューで答えているように、著者自身は本作をネガティブではなくポジティブな、「死」ではなく「生」の作品として書き上げたという。 ...続きを見る

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2011/08/09 13:03
『西巷説百物語』by京極夏彦
『西巷説百物語』by京極夏彦 なんともファン泣かせの一冊。長い長いこのシリーズ、完結したと油断していたのだが京極氏のエンタメ性を甘く見ていたらしい。既刊4冊は時代を前後しつつも同じ江戸を舞台としていたが今回は西。時代の次は場所を移動してシリーズを続けて来たのである。 しかも憎いことにキャラクターは総取っ替えしつつ、最終章では既刊でおなじみの又市が顔を見せる。 そもそも本書の主人公、霧船の林蔵は御行の又市とは義兄弟だ。彼の一味には裏世界の小悪党を束ねる一文字屋仁蔵、大入道の荒法師玉泉坊、変装の達人文作に幽霊芝居のお龍、しか... ...続きを見る

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2010/12/16 10:04
『冥談』 by 京極夏彦
『冥談』 by 京極夏彦 記憶というのは美化されるものだという。 そして人間の脳はつらいこと苦しいこと、厭なことを消し、精神を正常に保つよう働く。 つまり健やかに快適に生き続けられるよう、そういったマイナスの記憶を排除するという保身術に長けている素晴らしい機能を持っており、京極氏の描く物語の「しかけ」にはそうした機能が巧みに取り込まれていることが多い。(なにしろしょっぱな、「姑獲鳥の夏」からして、だ) ...続きを見る

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2010/09/09 13:13
『数えずの井戸』 by 京極夏彦
『数えずの井戸』 by 京極夏彦 数えるということはどういうことなのだろうか? 数える、数がある。それはソレが在るということの証明だ。存在しているということが数えるものにとって「有る」つまり所有しているという「価値」になったとき、人の心に慾(欲)が生まれる。 ...続きを見る

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2010/05/17 15:05
『厭な小説』 by 京極夏彦
『厭な小説』 by 京極夏彦 厭と嫌。どちらもイヤと読めるがそれぞれ「厭ましい(いとましい)」「嫌い(きらい)」とも読め、微妙なニュアンスの違いに過ぎないとおもわれがちだが、2つはあきらかに別物だ。 本書は題名からもわかるとおり、前者の「厭」である。そして後者の「嫌」が「厭」に比べてどれほどかわいいものか、全章を通して、それこそ厭というほど思い知らされるだろう。 ...続きを見る

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2009/10/17 17:55
『幽談』 by 京極夏彦
『幽談』 by 京極夏彦 これは単なる怪談話でも、京極氏にお馴染みの妖怪モノでも、ましてや思想や哲学じみた話でもない。 いや、そのどれもに当てはまるということなのか。 8つの恐ろしくも興味深い短編からなっているが、そのどれもがただ1つのこだわり、つまり此方と彼方、此岸と彼岸、生と死のどちらに「私」が属しているか、という恐ろしく単純で最も証明しがたいこの事象に終始する。 長編で知られる京極氏による短編集、新境地と思われがちだがきっとそれは文字の多さの違いでしかなく、一貫して行き着く先は「わけのわからないもの」への... ...続きを見る

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2008/10/20 09:42
『妖怪の理妖怪の檻』 by 京極夏彦
『妖怪の理妖怪の檻』 by 京極夏彦 いつも思うことなのだが、京極氏は生きた妖怪を観察し共に戯れる作家だ。 京極氏は作家であって学者ではない、だから好きなように(とはいえ学者ばりに丹念な材料と調理法を併せ持っているのだが)思うところを豊かに著している。民俗学者ではこうはいくまい。学者はその対象を調査しデータを統計するために、研究対象の「動かぬ死体」を解剖するのが不可欠だ。学問は動かぬ証拠を寄せ集め、動かぬ結論・解答を求め続けるモノだからである。 しかし京極氏をはじめ作家・物書きはどうか。彼らの書き著す対象はいつでも「今、生き... ...続きを見る

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2007/10/06 21:28
『前巷説百物語』 by 京極夏彦
『前巷説百物語』 by 京極夏彦 待って待ちわびておりました、京極氏の最新刊!しかも『巷説〜』シリーズ。 にしてもどうしてこう、ヒット作ってあとから「出会い篇」や「誕生篇」みたいの多いかなぁ(笑) 『リング』もしかり。(『バースデイ』とかね;;) ...続きを見る

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2007/05/11 18:34
『邪魅の雫』 by 京極夏彦
『邪魅の雫』 by 京極夏彦    待ちに待った京極堂の新刊!たまっていた分吐き出すように今回は死ぬ死ぬ死ぬ! 連鎖反応のように死んでいく人人人・・・模倣犯が日常化している今日の犯罪事情に通じるものすら感じるのは気のせいだろうか。 無論、一般的な犯罪心理学なんぞで計り知れる範疇を超えているのが、「京極シリーズ」に登場する当事者たちなのだが。 今回のメインは「個と公」「閉じた世間と複数からなる世界」・・・要は自分個人の認識する「世界」の法則が、どこまで他の、他人の、不特定多数の「世界」に通じるか、通じないのか、という点... ...続きを見る

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2006/10/14 21:25
妖怪 『妖怪大談義』 by 京極夏彦・篇
今をときめく有名人がずらりと並んだ対京極氏の対談集!待っていましたとばかりに買った。読んだのも随分前になってしまったが、この辺で『巡礼』に加えて民俗学、ことに『妖怪』についてのカテゴリーも作ろうと思い、今日書き出した。 『妖怪大談義』まったく始終妖怪のことばかり話している対談集である。実にさまざまな方々が京極氏と妖怪について対談し、議論討論を重ねている。かと思えば笑い話のノリだったり雑談だったり。 学問的な問答と、通俗的な会話とが混在していて読むものをあきさせない。これぞ妖怪の容貌そのもので... ...続きを見る

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2005/08/03 19:35

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