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zoom RSS 終戦六十周年記念ドラマ『火垂るの墓』

<<   作成日時 : 2005/11/02 01:07   >>

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またドラマ化かよ?アニメがあんなに良いんだからやめときゃ良いのに。というのが先入観。
最終的には、これはこれで、アニメとは全く違ったもう一つの戦争の物語として非常に興味深く心に残る作品ではある、というものだった。

最初見ていて、初めに母と声を合わせて出た言葉が
「この女、葬式だってのに着物の着方がなってない。」というもの。
全体にはっきり言って、映像として「なってない!」というのが一番残念なところだった。
演技力はそれぞれある。子役なんかは大人顔負けの演技でビックリした・・・けれど、節子に関しては「つくりすぎ」の感がある。 清太役は非常に良い味出している!と思った。特に節子が死ぬ間際あたりのシーンの連続したあの狂気。半狂乱になったような物乞いと、節子のために全てを差し出して卵を求める兄の姿。さらに、「敗戦」というトドメ・・・信じていたものが根本から崩されてしまったあの苦しみ。その後に残った虚無感。 まさに圧巻だった。
彼は最後まで「大佐の息子」だったのだ。最後の説明に「清太は戦後孤児として保護された次の日に死んだ」とある。彼は、孤児として国の、敗戦国の庇護を受けることを生を持って拒んだのだ。
彼にとって死ぬことが最後の抵抗であり、「負けないこと」だったのだろう。

これに対して松嶋菜々子演じる久子は、生き残ることが「負けないこと」であるといい、何が何でも行き続けることを選んだ。 彼女の中の「戦争」は、清太と節子の死を背負ってなを生き続けることである。その、戦争によって狂っていく彼女の豹変振りにはなかなか良いものがあった。さすが。
できることならもう少し「苦しさ」をにじませて欲しかったが。

このドラマの主題として、おそらく上げられるのは戦争が人を心を人生を、変えてしまう、狂わせてしまったということだろう。
その意味ではアニメとは全く違った観点、より恐ろしい作品になっているといって過言ではない。

ちなみに話は変わるが。 今日、地元本屋で『白旗の少女』の少女漫画?コミックスを発見した。
新刊だったので今度行ったときには買おうかと思っている。これは私が小学生の頃随分と流行った(という言い方は不謹慎かもしれないが)作品だ。
同じ戦時中のものではあるが、これもまたやはり全く趣が違う。
このように漫画になったのも良い機会だ。小学生を初め若い方には是非詠んで欲しいと思う。



白旗の少女
白旗の少女 (講談社コミックス別冊フレンド)

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この話は戦時中に幼い兄妹が両親に死に別れた後、養い先の家で迫害を受けての後、そこ... ...続きを見る
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