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zoom RSS 『空の境界』 by 奈須きのこ

<<   作成日時 : 2007/06/09 18:10   >>

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2年の昏睡から目覚めた両儀式は、後遺症としてあらゆるものの死を視る眼を授かった。
そして同時に、二重人格である殺人の快楽しか知らない両儀「識」を失ってしまった。
ナイフだけでそのあらゆるモノを『殺す』式に死と生の境界をさまようモノたちがひきつけられるように集まってくる。
彼女に唯一「普通」に接してくる黒桐幹也、魔法使いから外れた魔術師の蒼崎橙子、実の妹でありながら横恋慕する黒桐の妹。様々なキャラが登場し各々に鬱積したものをぶつけ合い物語りは展開する。

随分長ったらしい・・・こんなにタラタラ引き摺って書かなくても良かったんじゃないか?なかなか面白かったから、まあさほど文句も言うまいが。
それと、まだまだつめが甘いというか、シメがゆるいというか。
同人作家にありがちな、言わなくても解ってよ、という甘えと、そこまでいちいち言葉にして書かなくてもいいのに、というのと両方がある・・・いわなくてもいいことを言い、書いた方がいいことを書いていない、そういう感じがするのは私だけだろうか。
しかしストーリーもキャラもたっていて面白い。映像化しているというからそちらに期待できそうだ。 書き足りていないのはやはり主人公・両儀式の能力の見せ場。彼女の能力なり力なりがイマイチ伝わってこない。どれほどすごいのか、どれほど奇異なのか・・・ただのつんつんした変わり者になってしまう。逆に黒桐は良かった。どうにも「xxxHO■IC」の彼を創造してしまうのは・・・;;まあ、人物関係の構図としては至極ありがちではある、が面白いと思う。

人は一生に一人(一度)しか人を殺せない―。
あらゆるモノをナイフ一本で「殺す」ことが出来る両儀式の物語であるため殺すということがどうしてもマイナス思考で出てしまうが、最終章で「殺す」ということの意味が明らかになる。
それは一人の生を背負ということ。自分もまた人に背負われているのだということ。
共にいきるということ。   ・・・だろう。

空の境界 上
空の境界 上 (講談社ノベルス)

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