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zoom RSS 『愛でしか作ってません』 by 後藤田ゆ花

<<   作成日時 : 2007/06/14 11:44   >>

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今や言わずと知れた最大の消費祭りコミケ。何を消費するかって、お金、時間、体力、精神力、そして愛と妄想とを大量消費する愛でしか作られていない・・・いや、作りえない最大イベントである。
漫画、しかも一般に手に入るような健全なものではなくあんなことやこんなこと(笑)を男同士で(男性側からすれば女性同士のものになるのだろうけれど)乳繰り合っている漫画、同人誌が渦を巻いているマーケットがコミケだ。そしてその男同士の恋愛モノをBL(ボーイズラブ)という。
一般に手に入らない・・・といったがその垣根は今非常に低くなっている。なんせ「アンソロジー」という形をとって誰もが知っている「TSU●AYA」さんにすら、新刊コーナーの、しかもコロコロコミックやリボンマスコットコミックス、WJなどの少年少女向けの「カワイイ」漫画と同列にならべられているのだ! 小学生が興味本位で買ったらどうするんだよ!(^_^;;A
・・・とまぁ、本屋の売れ行きを左右する配置についていってもしょうがない。それは置いておいて。
池袋の乙女ロードで一躍有名になり、メイド喫茶ならぬ「執事喫茶」が流行っているオタク文化。オタクというコトバは既に差別用語ではなくなっている気がする。それだけBLに心奪われ同人誌にはまり男達の愛の妄想にあらん限りの脳味噌をフル活動している乙女達が急増しているのだ。私が中学生だった頃はBLという言葉も無く、まだまだ同人誌というコトバすら極少数にしか通用しない単語だったのに。今の子が羨ましい。なんて恵まれているんだ!(おい;;)

その同人誌やBLに愛と熱情と青春とを捧げ全身全霊でBL雑誌(BL市場最大手の出版社)を掲げてきた女性たちの、苦難と愛情とに満ちた青春小説である。しかも実話!
「K談社」だの「S潮社」だの「川角」だの、ほか有名作家に有名社名。解る人には解るチョイ文字換えが解る人にとってはこそばゆく奥ゆかしい(笑) 私にはわかるわよ〜っていう優越感と、共感を味わえる嬉しさと、そうなのよ!という妙な納得感と・・・読んでいてこういう興奮の仕方はなかなかできるもんじゃない。

話としてはBL最大手の倒産に路頭に迷い部署ごと「わたしたちを、買ってください!」と大手出版社に駆け込んだ、女性編集者たちの奮闘ストーリーなのだが、この話を「倒産日記」として本にしちゃおう♪と話が持ち上がり本にしてしまったわけだ。それがこの「愛でしか〜」である。
イイモン読ませてもらったよ。この女性編集者をたきつけた講談社・担当編集者はきっとそう思っているに違いない。文章は稚拙だしさほど上手いとも、良い文章だとも思わない。
だけど肩の力を抜いてひたすら面白く、机をバンバン叩きながら「そうそう、そうなんよ〜!」なんて共感しつつ読める本っていうのはなかなかないんじゃないか?
そういう意味で、貴重な本だ。

少しでもBLに興味のある方、同人誌に愛を入れてみたいけどためらっている方、
どうぞどうぞ、まず入門書としてまず一歩、ささどうぞ。

愛でしか作ってません
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