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zoom RSS 『L change the WorLd』 by M

<<   作成日時 : 2008/02/20 00:21   >>

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映画『デスノート』を素直に評価できる人には十分楽しめるのではないだろうか。
原作とは違い半分オリジナルストーリーで美味しいトコ取りで?短くまとめたあの映画「デスノート」。
原作を無理矢理縮めてうすっぺらい作品になるよりはよほどよく出来た映画だ、と私は評価している。
その映画のラストの後、Lがキラを滅ぼし自らもあと23日でデスノートにより死ぬ、それまでのもう一つの事件と解決がこの作品の縦糸。
そして横糸となるのは、その史上最高の唯一無二の名探偵として孤高の人生を歩んできた「L」の孤独の叫びだ。
彼の人間として足りない部分、人として壊れている部分はLが常に勝者であり続けたために自覚されることは無く、またそんな余裕も無かったであろう。
しかしこの事件で絶体絶命の窮地に追い込まれ、大切な守るべき少女を危険にさらし、己の無力さを思い知り、初めて実感した無力という絶望が刻んだ心の痛み。
初めて知る、今は故き唯一の友・キラ・・・いや、夜神月・・・に何度と無く届かぬ問いを続けるL。
これが痛みなのかと。

   「孤高にして至高の名探偵Lとして存在し続けなければならなかった
    一人の弱い人間が封じ込めてきた(本文引用)  」 そんなリアルな痛み。

失敗することも誤ることも許されなかったL、一度もおかさなかったその失態がついに現実となった今、
彼は初めて「どうにもならない現実」というリアルな痛みを知る。
人はそれを絶望とか挫折とか言うのだろう。
彼は、それを死ぬ数日前になって初めて知ったわけだ。

絵本『100万回生きた猫』をふと思い出したのは私だけだろうか・・・

原作を好きな人も映画を好きな人も、きっとその辺は文句なしに読みいることができると思う。
ミステリーとしてはよく言えばスピード感があり、悪く言えば軽いB級ミステリだ。
読みなれた人には1に近からず読み終えてしまうだろう文量だ・・・が、私はそれでも、良く出来た作品だと思う。原作でも映画でも十分に語られなかった孤高の名探偵「L」に欠けていたものをココにみることができる。そういう意味で、デスノート全体の補完作品といえよう。

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